GT Fishers Maldives

こちらのブログでは、GTフィッシャーズモルディブチームからの最新情報発信の場とさせて頂きます。 最新のポイント開拓や、タックル、テクノロジー、テクニックなどGTフィッシングに関するあらゆる分野での情報シェアを想定します。 メールやフェースブック上での投稿にて皆様とのコミュニケーションの場にもしたいと思っていますので、宜しくお願いいたします。

今回は5月末に南マーレ環礁Maafushi島のゲストハウスをベースに釣行に来て頂いた郷原夫妻の釣行記を郷原夫人がプロフェッショナルな紀行記を書いて頂いたので、そのままのお客様のお言葉で皆様にお伝えしようと思います。


海外でのGTフィッシングに興味のある方へむけて、
今回の釣行の感想などを簡単にですが書いていこうと思います。

●GT フィッシング後記 part.1 ~出発へ向けて~

このたび自身3回目、海外では初めてになるGT遠征に行ってまいりました。

前回は、主人が那覇のMANBOO艇で前田船長のアドバイスのもと45kg、40kg、35kgとビッグGTをなんと同日3キャッチ!! 私はデカバンちゃんのチェイスに応えられずチビGTをゲット。

前日にはカンパチやサメと遊んでもらい、遠征を満喫したのですが今回は、お休みが長かったのと、何しろGTフィッシングの経験値が足りず修行をしたいと思い、なんとモルディブに挑戦しに行くことになりました。

魚影の濃さはもちろん、いろいろ調べて見つけたボートサービスのページで実はコストを抑えた行き方があることがわかり、「コレは!!」と、急遽行き先第一候補にあがりました。

モルディブというととんでもなく遠くの南の島のイメージでしたが、実は、アジア圏でインドのちょっと下に位置しています。

新婚旅行で豪華に過ごすイメージなので、金額もとんでもなく高いイメージでしたが、今回お世話になったGT Fishers maldiveさんではゲストハウス(日本の民宿の様な宿)を利用した遠征の提案をしてくださっていて、実際に、旅行代理店のフィッシュナビさんに見積も りをとってもらったところ国内の離島に遠征するなら、時間もあるのでこっちに行ってみようと思えるくらいの金額でした。

何より私達は何人ものグループではなくて、夫婦で遠征に行くので、いつもボートのチャーター料金が割高になってしまいます。かといって、都合よく誰かを誘うにも難しいのが現実です。

モルディブといえば、グループでサファリボートを利用するのが定番なので、スピードボートで少人数で釣りができるというのもすごく目新しくて魅力的であり、大きなサファリボートではないからこそのお値段も、私たちに合っていました。

そんなこんなでモルディブ釣行を決行するはこびになりました。

ちなみに、今回私たちは荷物の重量などを考慮してシンガポール航空を利用しましたが、私の調べた範囲では

中国東方航空で◎福岡-モルディブ 往復 1万4千円台 (燃料サーチャージなど別)

というものもありました!!カバン一つで、乗り継ぎの多さや時間がかかることをまったく気にしないのであれば、モルディブ行きはこの値段で実現するそうです。

アングラー向きではないですが(・。・;

次回は出発からの続きです。。




●GT フィッシング後記 part.2 ~出発~

モルディブGTフィッシングレポートの続きです。

さて、今回は国内遠征と違い、タックルをあらかじめ目的地に
送ることができません。というわけで、ロッドケースやドカット、それ以外の荷物を全部持っての移動になります。

そこでやはり問題になるののが飛行機の預け入れ荷物の超過料金についてと、対応サイズです。かといってやっぱり現地で借りるより自分のタックルを使いたい し、対GTなので、ルアーやフックの大きさも大きく数もいる、ギンバルも同時ヒットがあるかもなので一人一つずつ必要だし・・・。ついでに海がきれいなら シュノーケリングもしたい!!

・・・、といつもの海外旅行ならカバンひとつの私ですが、
今回パッキングが済んでからの荷物の重量を家で量ると。
なんと、60kgオーバー。シンガポール航空の通常の利用者の荷物制限は一人20kgまで。完全にオーバーなので、リールや重さのあるものは大きなリュッ クで手荷物で機内持ち込み用にパッキングしました。それでも、50kgはオーバーしていましたが、そうなったら現場対応と決めて、当日・・・・。

カウンターでの対応はなんと、すべての荷物の預け入れ可能のお返事!! 長さの制限は特にないと事前に聞いていましたが、重さも福岡空港からの出発便は、今回オーバーウェイト料金なしとのこと!!!

というわけで、とっても身軽な旅の始まりとなりました。

経由のシンガポールまでは約6時間。さらに空港で、乗り継ぎまで5時間以上の滞在予定でしたが以前も利用したことのあるこちらの空港は新しくなってから、施設がとっても広く充実しています。

お買い物や、食事はもちろん、フリーのインターネットやゲームスペース、屋上庭園、有料でジムやシャワー、ラウンジの滞在もできます。ターミナル間の移動モノレールもスムーズで快適。
タイのスワンナプームもそうですが、東南アジアの新しい空港は
24時間体制のハブ空港にピッタリの設備。続く目的地までのワクワクを途切れさせません。

モルディブに到着するのは深夜の予定なので、私たちもシャワーや食事をここで済ませて、乗り継ぎを済ませました。

モルディブの首都マーレの空港では、今回お世話になるボートのキャプテン、モハメドが出迎えにきてくれました。

とても明るく面白いキャプテンなのですが、お互い初日は今考えるとよそよそしかったですね。モルディブの方は英語がとても堪能なので、コミュニケーションについては問題なく、最近の釣果などを見せてくれたりしました。

そして、初日は空港の近くのゲストハウスに宿泊。こちらは日本のフィッシュナビさんのご厚意で、ハネムーンの待遇をしてくださり、かわいいベッドメイキングをしていてくれました。

お部屋も二間ある、普通のゲストハウス価格ではかなわないお部屋でした。ホットシャワーもしっかり熱いお湯がでて、しっかり厚化粧をオフできました。

ただ、ムスリムで禁じられているお酒がないので、お酒が大好きな方は、ゲストハウス宿泊の際、乗り継ぎ空港で堪能しましょう


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GT Fishers Maldivesもそろそろ開業1年となり、次の打ち手を色々考えています。 そんなイニシアチブの一つがフライフィッシングです。 GTルアーやトローリングマーリンなどに隠れてあまり注目されることはないのですが、ソルトフライフィッシングの好きな方が一番釣りたい魚のナンバーワンがボーンフィッシュですね。ボーンフィッシュはモルディブにもかなりのストック数があり、日本からも一部のフィッシャーマンが行かれて、ドイツやマレーシアのアングラーはかなり毎年のように定期的に行っているようだと調べてみると分かってきました。先日、ヴァーブ環礁に一緒に釣行したデンマークのエージェントであるGetAway Toursのトーマス氏も元々はフライフィッシャーマンで、ボーンフィッシュを追ってセイシェルなどに何度か行ったとの事をゲストハウスで聞きました。そんなことも有り、ちょっと本格的に取り込もうかと、2009年にドーニでモルディブのフライフィッシングを探求釣行に行かれた我々の代理店フリーライドアングラーズの柏木さんに色々教えてもらいながら、今そのメニュー作りを行なっています。

こちらが柏木さんの釣行記です。
https://www.worldfishing.co.jp/record2.php?i=60

まず、モルディブでボーンフィッシュを中心としたフライフィッシングをするならば、ストック数の一番多いのがラヴィヤニとヌーヌ環礁とのことで、それは我々の現地スタッフ全員がラヴィヤニ出身でもあり、確認は取れました。また、さらに調べてみると、既にマレーシア、ドイツから定期的にツアーを組んでやっているとの情報も入って来ました。そちらの情報を見るとかなりしっかり釣れているようです。また、ラヴィヤニは前回のGT釣行の際、Kuredu Resortと言うところにリゾート視察も兼ねて泊まりましたら、島の周りにボーンフィッシュが何百匹も居るじゃないですか!! これは期待出来るな!と思ったものです。 勿論、リゾートはご存知のように釣り禁止なんですが、ボートから岸近くに投げたり、Kuredu近辺にはかなりの数の無人島がありそちらも期待できるかと。その内の一つの農業を営んでいる島に降りた際もしっかり居ました。 勿論、ボーンフィッシュだけでなく、トリガーフィッシュ、カスミアジ、そしてGTも十分なターゲットです。 私個人的にはカスミアジなんかが好きですね。

ただ、問題は我々進出以前のGTフィッシングと一緒で、5ノットも出るか出ないかの鈍いドーニでの移動です。ボーンフィッシュはグループで結構ポイントを移動して、今日ここに居ても明日はぜんぜん違う場所に居るなんて感じです。なので、兎に角まずはヤマを張って行ってみて、居なければ次の可能性のポイントに移動する、島の反対側、若しくは隣の島なんて感じに。それをドーニでやろうとすると行こうとしているような無人島や農業島などではアプローチ出来ず、小舟に乗り換えてよっこらせと移動するので、カバー出来る範囲がとても少なくなり、ヤマ張りの博打的な感じになってしまいます。 その点、スピードボートならその気になれば砂浜まで上陸できてしまい、島の間の移動もすぐです。そうすれば、居るところを探し出せば釣れる可能性は高いと言う話に当然なります。で、今はその最初の探検釣行に誰がいつ最初に行くかという話に成っていて、デンマークのGetAway Tourも企画していますし、日本のエージェントのトラウト&キングさんも今引率で親しい仲間と調整を図ってます。 他の国からも問合せがあるので時間が合えば合流なんて事も出来るかもしれません。 もしご興味が有る方が居れば、話をつなげることは出来ますので、お問い合わせ下さい。

さて、もう一つの課題は先月のブログでも書きましたが、ラヴィヤニ環礁はゲストハウスがなく、リゾートしか無いのです。 ドーニで泊まり歩くなら問題ありませんが、マーレからの移動にも時間が丸一日掛かったり、リゾート結局変わらない値段に人数次第では成ってしまうので、我々の安いモルディブ釣行というテーマから外れてしまいます。 そんな中で前回のイタリアアングラーの釣行ではホームステイを企画してこれは好評でした。しかし、ホストファミリーもあまりの多くのアングラーがしょっちゅう来るのも正直迷訳な話だと思い、では自分達でゲストハウスを作ってしまおうということになりました。クレンデュー島に我々のローカルの事業責任者が居るんですが、去年の12月にクレンデュー島からマーレに子供の教育のために引っ越したため、一軒家が空いている状態で、ここにエアコンを付けて掃除もすれば立派なゲストハウス、(民宿?)です。それであれば、多分部屋毎一泊5,000円+税なんてのも可能に、二人割なら2,500円++です。

後、移動もラヴィヤニ環礁のリゾートは水上飛行機設定なんですが、そんなに荒れていない日なら2-2.5時間程度で移動出来ます。以前から言っているように、水上飛行機は見下ろす景色は信じられないほど綺麗な反面、時間が前日の夕方まで分からないし、思い通りの時間にならないことも多く、釣りを早く切り上げて、空港に移動してから国際便まで何時間も時間潰しになることもしばしばです。出発時間も当てにならず、前回使った時など午前5時にチェックインしたものの、飛行機が飛び立ったのは10時過ぎ、呆れてクレーマーにさえ成る元気も出ませんでした。そんなサービスで15-20分位乗って往復3-400㌦取るんで良い商売だなとはつくづく思ってしまいます。ちなみに、モルディブの労働許可証を持っていると現地人価格で半値位になります!

さあ、誰が最初の探求釣行に行くのかな?!

(最後の写真だけモルディブではありません、トーマス氏のセイシェルのものですが、GTをフライで釣った時のエキサイトメントは相当なものだったらしく、このフライの話を始めた時、頼んでもないのに送ってきてくれたんで、おまけでつけときます。

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GT Fishers Maldivesもサービスを開始して1年経ちました。 お陰様で多くのアングラーが世界各地から来て頂いて初トライを含めGTボース無しの記録を更新中です。 国内では多くの方が直接エージェントの二社にお問い合わせ頂いていますが、中には直接お問い合わせ頂くことも多いですし、エージェントの居ない国からは全て直接の問合せを受けております。また、かなりの上級者(千本以上GTを釣っている人)なども来て頂いて、色々なフィードバックや質問をいただきます。本日はそれをFAQ(Frequently Asked Questions)の形式でQ&Aブログを書きたいと思います。

Q1: モルディブの釣りシーズンって何時が良いんですか?

もう何度、この回答を和英で書いてきたことか? モルディブの良いところはOFFタイムが無いところです。 年間、釣りに出れない日は多分2-3日程度で、それも無理すれば出れるような程度の天候です。日本やパラオなどは台風や熱帯低気圧などで海が荒れて出れないこともままあります。(台風の7割はパラオとフィリピンの中間地点で発生、残りがパラオをグアムの間で発生することが多い) 先日の異常気象で風速が10-20㍍なんかの日でも風の裏を狙った釣りは組み立て可能です。そんな中、サイズは出ませんでしたが数は最高の50尾以上の日も有りました。乾季と雨季はあり、乾季は観光のハイシーズンと一緒で11月~4月辺り、それ以外が雨期です。通常の雨季は局所的なスコールが有り、一日中、何日も日本の梅雨のように続くことはありません。ただ、異常気象で昔からの気象パターンが崩れてきているので、一概には言えませんが、釣りが出来ないことはめったにありません。雨よりかは風の方が釣りにはキツイものです。ドーニですと強風だと釣りになりませんがスピードボートですと瞬時に風の裏手ポイントに移動できるので大丈夫です。一級ポイントに行けないなんてことは有り得ますが。他方、雨季の方が海水の酸素含有率が高まりベイト活性が高まり結果としてプレデターであるGTなどのゲームフィッシュの活性が高まって爆釣に繋がることも多いと経験的に感じています。ナブラもこの時期の方が確実に多く見られます。 欧州からのフィッシャーマンはハイシーズンの乾季に避寒地としての観光を兼ねてくる場合が多く、Hariyana号などのフィッシングサファリのドーニはこの時期満員御礼、ブッキングするには半年前から入れておかないと取れません。すぐに取れる船は、正直フィッシングを全然知らない船で、ポイントにちゃんと付けれない、ギャフを積んでいない、英語さえ通じない、話そうにも携帯で話してばかりで客の相手もしないなんてのはしょっちゅう聞く話です。もう少し続けると、敢えて良い時期を選ぶなら大潮などの潮の良い潮が動きやすい条件の日程を選ぶのが良いかと思います。とは言え、満月とも新月とも全然近くない潮で爆釣することもあるので、自然は人間が考えうる要素以上の要素が交じり合いながら機能して魚の活性を決めているようで、最後は運に任せですね!

Q2: ポッパーで出てきますか?
出てきます! 個人的にはポッパー派で、スゴイシブキ音を立てながら水面を割って襲ってくるGTを見て釣り上げるのが大好きです。 ただ、コンディションによってペンシルの方が良い時も当然あると思いますので、用意は両方していった方が勿論良いです。 風が強い時はポッパーの逆風は結構大変なんでペンシルなんて事も。

Q3: モルディブには大きなGTは居ない?!
断固として居ます! 私は50㌔弱しか釣り上げていませんが、これは私の腕の問題で、尾ヒレや歯で170ポンドのリーダーを切って行く奴も数多く経験しました。お客様の中には釣り上げられたスゴイ方も数名いらっしゃいます。40キロ台は結構コンスタントに出て、30キロ台はそれなりの腕の方が4-5日やればほぼ確実に出ます。ナポレオンの60㌔近くなんてサプライズも有りましたし。元々日本のアングラーがモルディブのドーニでフィッシングサファリをしていたのが多分10年位前でその時は入れ食いなんてのも経験された方も多いと聞いています。それに比べれば、厳しくは成って来ましたが、私が常々言っている外道含めて二桁は釣れないと、そんな釣りは今でもコンスタントに出来ます。大きなサイズは結構突然前触れ無く出てくる事が多いというのが私の経験で、なのでやはり一日兎に角投げ続けて、そのサプライズがどこかで出てくると信じて心折れずに釣り続けるのが一番です。アウターリーフのコーナーだけなんて贅沢な釣りもする方もいらっしゃいますが、でかいやつの半分以上が違うポイントで出ています。

Q4: モルディブの重量測定はアテにならない?
これは歴史的に仰る通りです。我々も最初は結構目測でテキトーな事を言っていた時代も有りました。ただ、日本の経験豊富なアングラーは福井健三郎氏を始め、兎に角ちゃんと測定するというのをクセ付けると学びまして、サイズの大きなものはちゃんと測るように務めています。測り始めて当初は、目測のGuessと実測とどの程度違うかクイズ方式に遊んでみたところ、大体5-7㌔程大きめに目測していました。まあ、日本でも船長が大きめに35くらいのを『40㌔!』なんて言いはる事も結構あるようにモルディブもチップ文化も手伝って大きめに言ってお客さんをハッピーにして、チップを弾んでもらおうなんて意識も正直有ったと思います。今は、体重計とゲタをスペアも含め2つ常に船に積んでいますのでご心配なく!

Q5: リゾートへのアクセスは?
これは、当初から非常に悩んできたポイントです。モルディブは1島1リゾートのお国柄、リゾートは自身のテリトリーで自分の客に外のサービス提供者が入るのを基本嫌います。 しかし、結論から言うとこの一年間様々なリゾートに乗り入れてお客様をお迎えに行きましたが、ボートにお客様が乗れなかったことは一度足りともありませんでした。 それには色々な現実と経験があり、効果的なやり方を我々なりに築いて来ました。 ただ、事前の準備をするに越したことは無いので、その点は我々なり、エージェント二社にご相談下さい。

取り敢えず、パート1ではこの程度で一幕閉めさせて頂きます。これを聞きたいなどの事があれば、メールでもフェースブックの書き込みでも頂ければ出来る限りお答えするようにいたします!

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