GT Fishers Maldives

こちらのブログでは、GTフィッシャーズモルディブチームからの最新情報発信の場とさせて頂きます。 最新のポイント開拓や、タックル、テクノロジー、テクニックなどGTフィッシングに関するあらゆる分野での情報シェアを想定します。 メールやフェースブック上での投稿にて皆様とのコミュニケーションの場にもしたいと思っていますので、宜しくお願いいたします。

2012年12月

北アリラズデュー環礁(North Ari & Rasdhoo Atolls)で今年最後の5日ツアーを行いました。ラズデュー環礁には友人が持つゲストハウスがあり、ここをベースとした初めてのツアーでしたが、今年は乾季に入っても異常気象のお陰で海が荒れて夜飛行機が着いて直ぐの移動は無理だったので、空港島であるフルフマレ(Hulehumale)でのこれまた他の友人の持つゲストハウスで最初の夜を過ごし、海の状態が落ち着いたらラズデュー環礁への移動をキャプテンの判断を待つこととしました。この辺の天候に寄る宿泊数の融通などは友人の経営する二件のゲストハウスを使う事がアドバンテージとなりました。

幸運にも翌朝は海の荒れは収まり、ラズデュー環礁に移動することが出来まして、以降5日の行程を全てラズデュー環礁と北アリ環礁での今年の開業以来の爆釣ツアーをして頂きました。タイトルであるように数えきれないGT、オーバー50㌔が2本に40㌔30㌔オーバーも多数、開業の年の最後を飾るにふさわしいツアーとなりました。

http://www.facebook.com/media/set/?set=a.536391476373541.128035.404651689547521&type=1

最近はゲストハウスとフィッシングの格安パッケージのサービスも確立してきて、モルディブが必ずしも高い場所である訳ではない事が分かっていただけて来て、リピーターのお客様も既に出来てきました。多くのゲストハウスがこの3-4年以内に出来たばかりのものでとても綺麗で、殆どの場所で一部屋辺り5千円程度と日本のビジネスホテル以下の価格で朝食付で泊まれるので、モルディブもかなり身近なところとなって来ました。成田から出ているスリランカ航空も安い時は7万5千円程度で往復できるので、下手するとトカラとか沖縄とかの国内釣行より安く行けてしまったりするのです。

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GT初挑戦! 何時の日か釣り雑誌で見たあのGT、ロウニンアジのトップウォーターゲームをやってみたい。 ただ、あまりにハードルが高く、初期投資も掛かるし、中々釣れるものではない?! 私もそんな気持ちを2年前までは持っていましたが、とうとうパラオで挑戦し、最初はGTを上げることは出来ませんでしたが、半年で4度パラオに通い、ようやく20㌔近いGTを釣り上げるまでに成りました。最初はチャーターした船で無料のタックルレンタルでやり始めて、3度目からは自分で1セットだけ買って、4度目は2セット用意して行って、そう今では6セットにモルディブでマイボートまで1年弱で持つように成ってしまいました。でも、今でも最初にパラオでまずはレンタルタックルでスピニングのキャスティングから教えてもらい、一つ一つ教えて頂きながら腕を上げて行きながらエスカレートしてきたのはパラオの師匠のお陰です。それがGTエクスプレスというサービスをパラオでされている坂入さんなんですが、モルディブで同様のサービスをモルディブでは初めてのスピードボートでのGTフィッシングサービスを始めるにあたり、GT初挑戦を応援したいという気持ちを大事にして取り組みたいと思いました。

モルディブは場所柄、ハネムーンのカップルが多く、上記の様な気持ちで1-2日の新婚旅行中にGT初挑戦のためにチャーターをして頂くケースが多くなって来ました。ソロで、初挑戦される方もいらっしゃいますが。今月の初めは、そんなGTに憧れるボーイフレンドを持つポーランドの女性がモルディブバケーションでのサプライズプレゼントとしてチャーターして頂いて、その用意のための問合せとQ&Aは十数回にも達して、でもそのおかげでボーイフレンドは一生の思い出を得ることが出来たようです。こんな献身的なガールフレンドがいるなんてそれはそれでとても素敵ですが、今日のコンテンツのポイントはそんな初挑戦組がかなり初年度から来られて、今だにボーズ無しの記録が続いています。中には初挑戦で30㌔オーバーを記録したお客様も複数おられます。パラオで苦労した私にとってはちょっと複雑な気持ちなんですが、兎にも角にも初挑戦のお客様が憧れのGTを自力で釣り上げて楽しんで頂けることが我々にとってとても嬉しい限りです。 

ハードルを低くするためにも、レンタルタックルもエキスパートが使うような一級品を揃えて無料で提供しています。 そんな初挑戦の方々の写真を幾つかピックアップしました。

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BAA環礁にて12月1-2日チャーター頂いた榎倉様、前日までラビアニ環礁環礁でロシアグループのツアーがあったことから、そこからの移動の近さを考えてのリゾート選定をBAA環礁にして頂いてのツアーでした。我々もスピードボートでのBAA環礁のツアーは初めてでどんな感じになるかちょっと不安と期待が入り混じりながら当日を迎えましたが、心配はアッという間にどこかに行ってしまい初日からGTだけでも20本以上お二人で出してしまい、とにかく釣るは釣るは。ダブルヒットも当たり前。前日までのモスクワのショップ主催の6日ツアーが実はかなり不調だったこともあり、このツアーの大爆発は、嬉しいの一言。BAA環礁はリゾートも少なく、ドーニのフィッシングサファリはもっと北に行ってしまうことが多いことから、結構荒らされていない穴場なのかもしれません。今回使ったベースのリゾートはDusit Thaniで、次回は私も行ってみようかな?

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こちらの写真は11月20日から2日間北マーレのリゾートへハネムーンに来られた新婚さんです。この半年、もう既に10組近くのハネムーンカップルのGT初挑戦のお手伝いをさせて頂いていますが、何とボーズが一度もありません。 皆さん大体 北・南マーレ環礁の空港からスピードボートで移動できるリゾートにご滞在して1-2日間GTフィッシング挑戦をされるパターンです。最初っから30㌔オーバーとか釣ってしまうと、嬉しいと同時に自身が30㌔にたどり着くまでどれだけ時間がかかったかを考えるとちょっと複雑な気分ですが、幸せいっぱいの新婚さんがこれまた夢のGTまで何匹も上げてしまう、これは幸先良いに違いありません!

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HP本体にも書きましたが、今年初めにサービスを始めるに際して自分達でまず試験釣行を1月と3月にヌーヌ環礁をベースにして周辺のシャビヤニ、ラア、ラヴィヤニ環礁を回りました。フェースブックでのお問い合わせもモルディブを知っている人ほど、北を目指す方が多いのもあり、我々も当初北を目指しての選択でした。 モルディブはこの10年ほどは欧州特にイタリアのフィッシャーマンが中心にフィッシングサファリでの釣行を続けていて、その多くがマレから北を船中泊をしつつ1週間程度廻るのが通常のパターンと確立していました。日本はこの10年ほどはモルディブはGTフィールドとしてはあまり取り上げられること無い時代が続いていました。10年前くらいは結構なアングラーが日本から遠征に行っていたようですが、この1年弱色々聞いているとモルディブ現地のボート手配のエージェントがかなり悪徳な事が多く、値段を釣り上げて、また最悪なのは行ってもボートがないなんてこともしばしばあったとか。そんないい加減さが日本のアングラーや、その窓口に成る代理店から避けられるようになってしまったようです。ということで、我々のドーニHariyana号もこの10年ほどはほぼ全お客様欧州系でたまに東南アジア、豪州なんて感じでした。

さて、本題の北部環礁ですが、二度の釣行を連続してやってみて、かなりいい思いをスピードボートの機動力を使って結果を出すことが出来ました。 が、本来珊瑚礁エリアのGTフィッシングの醍醐味であるアウターリーフは長年叩かれているのか、全然魚が出てこない、それで戦略を変えて丹念にインナーリーフを丁寧に攻めていく、時には満潮時のスーパーシャローなど、この様な攻め方はドーニでは出来ないことから、ポイントが潰れていなく、ガンガン魚が出てくるように成りました。スーパーシャローでオーバー30㌔、40㌔など出てくると掛かった直後のドラグの出方は半端ではなく、グルーパーのように珊瑚礁に潜り込むGTも多く、結構ゲーム性と技術が必要でこれはこれで面白いものでした。ただ、やはり熱帯珊瑚礁帯のGTフィッシングの醍醐味はやはりアウターリーフ、これは主観的なものですが、これが面白いというとやはりもう少しすれていないところに行った方が結果は出るというのがHPでのガーフダール環礁でのリポートにその後なってくるわけです。今回のヌーヌ、ドーニで行くと釣りせずに移動して丸一日、ガーフダールだと三日掛かるので、その遠方という壁がポイントのコンディションを守ってくれたんでしょうね。ただ、インナーリーフをピンポイントで狙うそれこそ渓流のフライフィッシングにも似た釣りもこれはこれで面白いので、技術も必要ですし、楽しさは満点です。なので、モルディブと言えども国土は北から南まで日本のように細長く、様々な環礁・ポイントがあるので、行き先を決めるには自身の要件と嗜好に併せて決めて頂ければと思います。その判断に関してもご相談に載りますし。

最近は各環礁に安価なゲストハウスもどんどん出来て来て、環礁をホッピングしながら異なるゲストハウスに止まりつつ移動するなんてのも一つの手ですね。

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