HP本体にも書きましたが、今年初めにサービスを始めるに際して自分達でまず試験釣行を1月と3月にヌーヌ環礁をベースにして周辺のシャビヤニ、ラア、ラヴィヤニ環礁を回りました。フェースブックでのお問い合わせもモルディブを知っている人ほど、北を目指す方が多いのもあり、我々も当初北を目指しての選択でした。 モルディブはこの10年ほどは欧州特にイタリアのフィッシャーマンが中心にフィッシングサファリでの釣行を続けていて、その多くがマレから北を船中泊をしつつ1週間程度廻るのが通常のパターンと確立していました。日本はこの10年ほどはモルディブはGTフィールドとしてはあまり取り上げられること無い時代が続いていました。10年前くらいは結構なアングラーが日本から遠征に行っていたようですが、この1年弱色々聞いているとモルディブ現地のボート手配のエージェントがかなり悪徳な事が多く、値段を釣り上げて、また最悪なのは行ってもボートがないなんてこともしばしばあったとか。そんないい加減さが日本のアングラーや、その窓口に成る代理店から避けられるようになってしまったようです。ということで、我々のドーニHariyana号もこの10年ほどはほぼ全お客様欧州系でたまに東南アジア、豪州なんて感じでした。

さて、本題の北部環礁ですが、二度の釣行を連続してやってみて、かなりいい思いをスピードボートの機動力を使って結果を出すことが出来ました。 が、本来珊瑚礁エリアのGTフィッシングの醍醐味であるアウターリーフは長年叩かれているのか、全然魚が出てこない、それで戦略を変えて丹念にインナーリーフを丁寧に攻めていく、時には満潮時のスーパーシャローなど、この様な攻め方はドーニでは出来ないことから、ポイントが潰れていなく、ガンガン魚が出てくるように成りました。スーパーシャローでオーバー30㌔、40㌔など出てくると掛かった直後のドラグの出方は半端ではなく、グルーパーのように珊瑚礁に潜り込むGTも多く、結構ゲーム性と技術が必要でこれはこれで面白いものでした。ただ、やはり熱帯珊瑚礁帯のGTフィッシングの醍醐味はやはりアウターリーフ、これは主観的なものですが、これが面白いというとやはりもう少しすれていないところに行った方が結果は出るというのがHPでのガーフダール環礁でのリポートにその後なってくるわけです。今回のヌーヌ、ドーニで行くと釣りせずに移動して丸一日、ガーフダールだと三日掛かるので、その遠方という壁がポイントのコンディションを守ってくれたんでしょうね。ただ、インナーリーフをピンポイントで狙うそれこそ渓流のフライフィッシングにも似た釣りもこれはこれで面白いので、技術も必要ですし、楽しさは満点です。なので、モルディブと言えども国土は北から南まで日本のように細長く、様々な環礁・ポイントがあるので、行き先を決めるには自身の要件と嗜好に併せて決めて頂ければと思います。その判断に関してもご相談に載りますし。

最近は各環礁に安価なゲストハウスもどんどん出来て来て、環礁をホッピングしながら異なるゲストハウスに止まりつつ移動するなんてのも一つの手ですね。

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