GT Fishers Maldives

こちらのブログでは、GTフィッシャーズモルディブチームからの最新情報発信の場とさせて頂きます。 最新のポイント開拓や、タックル、テクノロジー、テクニックなどGTフィッシングに関するあらゆる分野での情報シェアを想定します。 メールやフェースブック上での投稿にて皆様とのコミュニケーションの場にもしたいと思っていますので、宜しくお願いいたします。

カテゴリ: サービス

GT Fishers Maldivesもサービスを開始して1年経ちました。 お陰様で多くのアングラーが世界各地から来て頂いて初トライを含めGTボース無しの記録を更新中です。 国内では多くの方が直接エージェントの二社にお問い合わせ頂いていますが、中には直接お問い合わせ頂くことも多いですし、エージェントの居ない国からは全て直接の問合せを受けております。また、かなりの上級者(千本以上GTを釣っている人)なども来て頂いて、色々なフィードバックや質問をいただきます。本日はそれをFAQ(Frequently Asked Questions)の形式でQ&Aブログを書きたいと思います。

Q1: モルディブの釣りシーズンって何時が良いんですか?

もう何度、この回答を和英で書いてきたことか? モルディブの良いところはOFFタイムが無いところです。 年間、釣りに出れない日は多分2-3日程度で、それも無理すれば出れるような程度の天候です。日本やパラオなどは台風や熱帯低気圧などで海が荒れて出れないこともままあります。(台風の7割はパラオとフィリピンの中間地点で発生、残りがパラオをグアムの間で発生することが多い) 先日の異常気象で風速が10-20㍍なんかの日でも風の裏を狙った釣りは組み立て可能です。そんな中、サイズは出ませんでしたが数は最高の50尾以上の日も有りました。乾季と雨季はあり、乾季は観光のハイシーズンと一緒で11月~4月辺り、それ以外が雨期です。通常の雨季は局所的なスコールが有り、一日中、何日も日本の梅雨のように続くことはありません。ただ、異常気象で昔からの気象パターンが崩れてきているので、一概には言えませんが、釣りが出来ないことはめったにありません。雨よりかは風の方が釣りにはキツイものです。ドーニですと強風だと釣りになりませんがスピードボートですと瞬時に風の裏手ポイントに移動できるので大丈夫です。一級ポイントに行けないなんてことは有り得ますが。他方、雨季の方が海水の酸素含有率が高まりベイト活性が高まり結果としてプレデターであるGTなどのゲームフィッシュの活性が高まって爆釣に繋がることも多いと経験的に感じています。ナブラもこの時期の方が確実に多く見られます。 欧州からのフィッシャーマンはハイシーズンの乾季に避寒地としての観光を兼ねてくる場合が多く、Hariyana号などのフィッシングサファリのドーニはこの時期満員御礼、ブッキングするには半年前から入れておかないと取れません。すぐに取れる船は、正直フィッシングを全然知らない船で、ポイントにちゃんと付けれない、ギャフを積んでいない、英語さえ通じない、話そうにも携帯で話してばかりで客の相手もしないなんてのはしょっちゅう聞く話です。もう少し続けると、敢えて良い時期を選ぶなら大潮などの潮の良い潮が動きやすい条件の日程を選ぶのが良いかと思います。とは言え、満月とも新月とも全然近くない潮で爆釣することもあるので、自然は人間が考えうる要素以上の要素が交じり合いながら機能して魚の活性を決めているようで、最後は運に任せですね!

Q2: ポッパーで出てきますか?
出てきます! 個人的にはポッパー派で、スゴイシブキ音を立てながら水面を割って襲ってくるGTを見て釣り上げるのが大好きです。 ただ、コンディションによってペンシルの方が良い時も当然あると思いますので、用意は両方していった方が勿論良いです。 風が強い時はポッパーの逆風は結構大変なんでペンシルなんて事も。

Q3: モルディブには大きなGTは居ない?!
断固として居ます! 私は50㌔弱しか釣り上げていませんが、これは私の腕の問題で、尾ヒレや歯で170ポンドのリーダーを切って行く奴も数多く経験しました。お客様の中には釣り上げられたスゴイ方も数名いらっしゃいます。40キロ台は結構コンスタントに出て、30キロ台はそれなりの腕の方が4-5日やればほぼ確実に出ます。ナポレオンの60㌔近くなんてサプライズも有りましたし。元々日本のアングラーがモルディブのドーニでフィッシングサファリをしていたのが多分10年位前でその時は入れ食いなんてのも経験された方も多いと聞いています。それに比べれば、厳しくは成って来ましたが、私が常々言っている外道含めて二桁は釣れないと、そんな釣りは今でもコンスタントに出来ます。大きなサイズは結構突然前触れ無く出てくる事が多いというのが私の経験で、なのでやはり一日兎に角投げ続けて、そのサプライズがどこかで出てくると信じて心折れずに釣り続けるのが一番です。アウターリーフのコーナーだけなんて贅沢な釣りもする方もいらっしゃいますが、でかいやつの半分以上が違うポイントで出ています。

Q4: モルディブの重量測定はアテにならない?
これは歴史的に仰る通りです。我々も最初は結構目測でテキトーな事を言っていた時代も有りました。ただ、日本の経験豊富なアングラーは福井健三郎氏を始め、兎に角ちゃんと測定するというのをクセ付けると学びまして、サイズの大きなものはちゃんと測るように務めています。測り始めて当初は、目測のGuessと実測とどの程度違うかクイズ方式に遊んでみたところ、大体5-7㌔程大きめに目測していました。まあ、日本でも船長が大きめに35くらいのを『40㌔!』なんて言いはる事も結構あるようにモルディブもチップ文化も手伝って大きめに言ってお客さんをハッピーにして、チップを弾んでもらおうなんて意識も正直有ったと思います。今は、体重計とゲタをスペアも含め2つ常に船に積んでいますのでご心配なく!

Q5: リゾートへのアクセスは?
これは、当初から非常に悩んできたポイントです。モルディブは1島1リゾートのお国柄、リゾートは自身のテリトリーで自分の客に外のサービス提供者が入るのを基本嫌います。 しかし、結論から言うとこの一年間様々なリゾートに乗り入れてお客様をお迎えに行きましたが、ボートにお客様が乗れなかったことは一度足りともありませんでした。 それには色々な現実と経験があり、効果的なやり方を我々なりに築いて来ました。 ただ、事前の準備をするに越したことは無いので、その点は我々なり、エージェント二社にご相談下さい。

取り敢えず、パート1ではこの程度で一幕閉めさせて頂きます。これを聞きたいなどの事があれば、メールでもフェースブックの書き込みでも頂ければ出来る限りお答えするようにいたします!

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ドーニ/Dhoni  でのゆったりとした船中泊でのフィッシングサファリ、これこそが元々のモルディブのGTフィッシングでした。ちょうど、2000年前後に日本からもこぞってフィッシングサファリのツアーに皆さんが参加された覚えがある方も多いのではないでしょうか? 私も、最初はとあるドーニをリゾートベースでチャーターしたのが初めてのモルディブでした、それが1年半前です。 

船中泊での7-9日間の旅、スローライフとエキサイティングGTフィッシングのコンビネーションがなんとも言えないなんて根強いファンが今でもいらっしゃるのではないでしょうか?

ただ、このドーニは最高10-12人位の乗客をFull Board三食付きで最高5ノット程度で移動します。 なので、一日にカバー出来る範囲も限られていて、ポイントへのアプローチもスピードボートのようにきめ細かいコントロールは効かず、逆風にさらされたりとか、何かと制約の多いゲームを強いられることもコンディションによっては多く、スピードボートのランガンに慣れているフィッシャーマンにはストレスを感じる方々も多いのでは? そんな一人が私自身で、1年半前のドーニの2日チャーターにストレスを感じ、じゃあとスピードボートを買えないか?造れないか?と、釣行後の帰国寸前のマーレ空港のカフェで今のモルディブのパートナー(というか、弟分的なと言った方が正しいような?)のハミードと話し合って、その2週間後に今のスピードボート、Magic Lifeを前オーナーを口説いて売ってもらう算段をしてくれて、このGT Fishers Maldivesというサービスが開始されました。

そのハミード自身、ドーニ Hariyanaのオーナーで現在もフィッシングサファリを満員御礼で運営しています。 日本からのフィッシャーマンにはこの数年下火に成って来た感がありますが、ドーニのフィッシングサファリは冬のハイシーズン中は100%稼働で、最低でも半年前に予約しないと取れないという超売れっ子ドーニです。2000年前後は日本から沢山のお客様が来たようですが、今はイタリアを始めとするヨーロッパからのフィッシャーマンが殆どです。 逆に、5-10月のオフシーズンは欧州客が途絶えて空いている状態が多い事も事実です。『冬』にこだわらないならば、この時期の方が取れるし安いしと、敢えて北半球の冬ハイシーズン中を狙うのは得策では無いかもしれません。

まあ、この様な関係でGT Fishers Maldivesでは、ドーニHariyanaとスピードボートMagic Lifeでのサービス提供を行なっています。既に2014年の予約も入り始めています。

そんな中、ドーニHariyanaとスピードボートMagic Lifeをバンドルしてのチャーターも出てきました。一番、経済的なのは6-8人のグループで船中泊をしながら、環礁から環礁への移動をしつつ、3-4人のチームを交代でスピードボートとドーニと釣り分かれるパターンですと、一人当たりの費用はとても低くなります。 最近の日本のお客様は2-3人が殆どなので、ショップとかエージェントがそれなりの集客力を持っていないと出来ませんが。 7月には何とブラジルからこのパターンでツアーが組まれています。 マーレから8日間掛けて、ラズデュー、北アリ、バー環礁、そして北マーレ環礁と廻るコースが可能で、宿泊ベース自体が移動するため、スピードボートの燃料費がそれほど掛からず大きくカバー、移動出来るのが強みです。夜にちょっと餌やジグを落として夜釣りを嗜むなんてのもスローライフのフィッシングサファリの良いところかと。夜のうちに環礁間の海峡移動も可能ですし。

ブラジルのツアーでは、朝からまずスピードボート組がマーレ空港からラズデューに40-50分で移動して釣りを始めます。ドーニは3時間半ほど掛けて追いかけて、夜はその周辺で停泊して船中泊をして、ドーニ組はドーニからの釣り、スピードボート組はランガンを。そんな感じでのスケジュール組立が可能となります。

ゲストハウスに比べると少人数では高く感じるかもしれないドーニですが、リゾートと比べるとそれほどでもないので、来シーズンには既に2人組がドーニとスピードボートのバンドルツアーを既に予約されているお客様もいらっしゃいます。

さて、このドーニですが、モルディブには幾つか知られた船が有りまして、日本では大久保さんがよく使われているパールウィンなんかが最近でも使われることが有るのではないでしょうか? 実は、このフィッシングサファリのドーニですが、その殆ど(全て?)がKurendhooと呼ばれるラビヤニ環礁東南部の地域の一族が持っているようです。なので、オーナー同士、血縁か最低でもご近所の幼馴染みだそうです。上記のパールウィン号も元々はハミードのお兄さん(国会議員)が持っていたものをシンガポール資本に売却したものとのことです。ということで、今日も調整を行なっていましたが、ハイシーズン中Hariyana号が埋まっていても、他のドーニの手配も出来てしまったりするので、その辺は色々柔軟的な手配は可能です。ただ、ドーニも設備的な違いもあり(Hariyana号は9-10月にフルリノベーション)、我々フィッシャーマンに重要なのはクルー、キャプテンのガイドとしての腕とスキル、経験となりますが、ここら辺がハイシーズン中満員御礼のと未だ取れるドーニの違いなのかもしれません。私の1年半前にチャーターしたドーニは、名前は敢えてここでは触れませんが、全然釣りを知らないそして英語もろくに通じないクルーで、それがとてもストレスに感じました。他のブログコンテンツでも触れましたが、キャプテン本人が釣りをするかどうかで、逆風のアプローチとか、船の向け方等など、全然異なってきます。私がチャーターしたドーニなんぞは、せっかく当時の自身の記録サイズを掛けて上げてきたら、ギャフを忘れてきたなんてふざけた事を言って来て、何とかマニュアルでランディングしましたが、ヒヤヒヤものでした。その様な事が有ることから、我々がドーニご要望のお客様でHariyana号が空いていない場合、他のドーニを手配も今月から始めましたが、サービス品質をちゃんとするために、我々のキャプテンであるモハメッドに同乗させてサービス品質を担保する方針を建てて、提携ドーニにはクルーの教育もする事を始めようとしています。

色々書きましたが、フィッシングサファリはそれとしての面白さが有り、それ故にマダマダ人気の高いサービスであることは確かです。経済的でもあります。それをスピードボートと組み合わせることにより、より高い次元の結果を求めることも今では可能に成りました。サービスの多様性を自身のお好みに合わせて組み立てれば良いと思います。

Kurendhooの若い起業家達のグループがフェースブックで情報交換をしているのがこちらのグループになります。 http://www.facebook.com/groups/kurendhooyounggeneration/?fref=ts

それから、既にフェースブックではご紹介済みですが、リノベーション後のHariyana号の写真を幾つかシェアさせて頂きます。 
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.531349373544418.127225.404651689547521&type=3
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GT初挑戦! 何時の日か釣り雑誌で見たあのGT、ロウニンアジのトップウォーターゲームをやってみたい。 ただ、あまりにハードルが高く、初期投資も掛かるし、中々釣れるものではない?! 私もそんな気持ちを2年前までは持っていましたが、とうとうパラオで挑戦し、最初はGTを上げることは出来ませんでしたが、半年で4度パラオに通い、ようやく20㌔近いGTを釣り上げるまでに成りました。最初はチャーターした船で無料のタックルレンタルでやり始めて、3度目からは自分で1セットだけ買って、4度目は2セット用意して行って、そう今では6セットにモルディブでマイボートまで1年弱で持つように成ってしまいました。でも、今でも最初にパラオでまずはレンタルタックルでスピニングのキャスティングから教えてもらい、一つ一つ教えて頂きながら腕を上げて行きながらエスカレートしてきたのはパラオの師匠のお陰です。それがGTエクスプレスというサービスをパラオでされている坂入さんなんですが、モルディブで同様のサービスをモルディブでは初めてのスピードボートでのGTフィッシングサービスを始めるにあたり、GT初挑戦を応援したいという気持ちを大事にして取り組みたいと思いました。

モルディブは場所柄、ハネムーンのカップルが多く、上記の様な気持ちで1-2日の新婚旅行中にGT初挑戦のためにチャーターをして頂くケースが多くなって来ました。ソロで、初挑戦される方もいらっしゃいますが。今月の初めは、そんなGTに憧れるボーイフレンドを持つポーランドの女性がモルディブバケーションでのサプライズプレゼントとしてチャーターして頂いて、その用意のための問合せとQ&Aは十数回にも達して、でもそのおかげでボーイフレンドは一生の思い出を得ることが出来たようです。こんな献身的なガールフレンドがいるなんてそれはそれでとても素敵ですが、今日のコンテンツのポイントはそんな初挑戦組がかなり初年度から来られて、今だにボーズ無しの記録が続いています。中には初挑戦で30㌔オーバーを記録したお客様も複数おられます。パラオで苦労した私にとってはちょっと複雑な気持ちなんですが、兎にも角にも初挑戦のお客様が憧れのGTを自力で釣り上げて楽しんで頂けることが我々にとってとても嬉しい限りです。 

ハードルを低くするためにも、レンタルタックルもエキスパートが使うような一級品を揃えて無料で提供しています。 そんな初挑戦の方々の写真を幾つかピックアップしました。

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