今回ご案内したのはイタリアチームのツアーです。これまでとはかなりイレギュラーなツアーを組みました。
このツアーをオーガナイズして頂いたのは、毎年ドーニHariyana号でのツアーを何度も行なってくれているWild Fishing AnglersのVincenzo(ヴィンセンソ)さんです。
http://wildfishinganglers.blogspot.it/
今回、我々がスピードボートを投入したということで、お試し釣行を二組1週間づつやって頂きました。結果から言うと大成功で、同行されたお客様はこれまで無い釣果とご満足を頂いたの事、オペレーターとしては幸福の極みです。 実際、かなりのサイズも出ていますし、数が半端でなく、ダブルヒットは当たり前、トリプルそしてそれ以上。数分の間に6本のGTを上げてしまい(リリースする暇なく)、6本のGTとの記念写真もそのファイトをしている写真もここには下に載せておきます。
(ちゃんと全部リリースしました、ですが尻尾を持ってぶら下げると背骨がダメージを受けてしまい、後で鮫などにやられてしまい生存率が下がってしまうの で、今後はお客様にも両手でしっかり優しく持ってもらい、出来るだけダメージを少なくして元気にリリース出来るように指導は厳格にさせて頂きます)
今回はラヴィヤニ環礁をベースとした1週間づつのツアーが二組でした。当初、ヌーヌ環礁をベースにして誰も行かないであろう離れ環礁であるマスマクヌデュ環礁に行って、燃料代を抑えるために寝袋を持って野宿させてくれなんて無茶苦茶なリクエストから始まって、紆余曲折を経て今回のラヴィヤニ環礁をベースとしたツアーに成り、バア環礁、ヌーヌ環礁、ラア環礁も日を分けて遠征しました。
余談になりますが、こんな計画を伊ローマのヴィンセンソさんと東京に居る私がモルディブの遠方環礁でのツアーをメールとスカイプで計画して、時折モルディブ現地に確認もしながら、インターネットで時代は本当に変わったものです。東京に居ながらして、モルディブでのビジネスを展開して、マーケティングする相手は世界で、主に西欧・南欧という状態で、今北欧のマーケットの開拓も進んで、同じく5月にはデンマークのエージェント(北欧3国+ドイツ担当)がパイロット釣行にいらっしゃる調整を始めています。
イタリアのフィッシャーマンはとても国際遠征慣れして方々で、出来るだけ予算をかけずに最大の結果を求めるタフなお客様でもあります。 オーガナイザーも当然その様なお客様のニーズに応えるためにギリギリの調整とネゴシエーションが来ます。お互い、外国語の英語でやり取りしているので、当然誤解なども出て来ます。ヴィンセンソさんと毎年のやり取りをしているモルディブ側のパートナーは、そんな彼とのコミュニケーションを冗談半分に『マフィアの様な無理を言ってくるから気をつけろ!』と言って居ましたが、私にとっては自分自身が似たタイプでも有ったので論理的で極めて当たり前のコミュニケーションに感じました。お互いにギリギリの所での出来ること、出来ないことをぶつけ合って、最適解をツアープランとして組み上げて、時間も労力も掛かりましたが、上記の様に満足して頂いたお客様のお話を事後に頂けるととても嬉しいものです。
そんなギリギリの交渉と計画づくりの相談の中で、ラヴィヤニ環礁での問題が有りました。ラヴィヤニにはリゾートは幾つか有るのですが、ゲストハウスは無いのです。Kuredu Island Resortというのがモルディブ最大のリゾートでしかもとても安いのが有るのですが、それも予算オーバーだとか(11月のロシアのお客様はこちらで取りました、現地卸流通価格が半額位だったという例のやつです)。 んんん~、と考えた挙句、『ホームステイ』というアイディアが出て来ました。 というのも、モルディブ現地の運営を担当して居るパートナーのハミッド、そしてキャプテンのモハメッド、二人共ラヴィヤニ出身で家族・親族皆そちらに居るのです。兄弟の数人は国会議員の兄貴も含め首都のマーレに住んでいる人も居ますが。そんなハミッドの兄貴の一人が両親の家の近くに結構大きな家を構えていまして、ゲストルームが4部屋もあるとか。 そこで、お兄さんに頼んで5人のお客さんのホームステイをお願いしたら快諾頂き、今回のホームステイツアーが出来ることに成りました。朝は、お兄さんの奥さんが朝ごはんを用意してくれて、勿論モルディブのホームクッキングです。夜はレストランに行ったり、たまにバーベキューなんて企画も。おしゃれなリゾートも良いのですが、我々フィッシャーマンは殆ど海に出ているので、ご飯食べて寝るだけであれば、現地の文化・生活が直に経験できるホームステイなんてのも味がある経験だと思います。お兄さん家族にとっては臨時収入にも成りましたし!
さて、ラヴィヤニでの釣りですが、タイトルにもあるように兎に角『爆釣』でした。 私自身、ラヴィヤニには昨年の1月にヌーヌ環礁ベースで1日だけ来たことがあるんですが、ちょうど調子が良くなかったのかあまり良い覚えがありませんでした。ただ、今回は二週続けて釣れた、釣れた。 と言う事で、私自身来月の釣行はラヴィヤニに決めて昨日Agoda.comでKureduを予約しました。今回は子供を含めた家族と友人家族とのバケーションを兼ねていると、リゾート視察というミッションもあるのでホームステイにはしませんでしたが。
もう一つ余談。 現地卸流通価格を直接持っている私が何故オンライン旅行代理店のAgoda.comでリゾートを予約したのか? これ、実は私も前回のガーフダール環礁釣行で学んだんですが、ネット予約の旅行代理店はやはりダイナミックに価格変更が出来るのが強みで、ギリギリのキャンセルとか、オフシーズン(4-10月)なんかは空室を埋めるために数室見世物パンダ的なものも含め、バーゲン価格が出てくることがあるんです。 自分が行く時期に行きたい場所でちょうどそんなのが有るかはまずオンラインエージェンシーをチェックするのがお得にバケーションを計画するツボです。ちなみに、今回の5月のKureduですが、6泊での予定だったんですが、Agoda.comでは空きが有ったんですが、Expedia.comでは出て来ませんでした。ちょうど、Expedia.comではAMEXと組んだ8%割引クーポンが有ったので、是非これを使ってと思ったんですが、見事に満室表示をされてしまいました。Booking.comも大丈夫でしたが、ポイントが貯まっていたAgoda.comにした次第です。モルディブでの宿検索ですと、Agoda.comですと各環礁毎に検索結果を絞ることが出来てこれが気に入って便利に使っています。 後、もう一つ気になるのが、子供と一緒に行く時は要注意です。 子供厳禁なんてリゾートもありますし、水上コテージだけは無理(子供が泊まれる部屋は限られている)なんてことがあり、Agoda.comでは、環礁を絞ると同じ様な形で『Family/Child Friendly』と選ぶと子供が泊まれる場所が絞られる機能があるので、便利でした。水上飛行機や、スピードボート送迎なども今年に入って強制的に加算されない様な機能になってくれたのでより便利にも成ったのが、今回の新たな発見でした。
因みに、ラヴィヤニとヌーヌ環礁はフライフィッシャーマンに人気のボーンフィッシュも沢山居ます。 その内、こちらの開拓も進めて改めてご紹介したいと思います。
最後に名物ガイド・オーガナイザーのVincezoさんです!