GT Fishers Maldivesもサービスを開始して1年経ちました。 お陰様で多くのアングラーが世界各地から来て頂いて初トライを含めGTボース無しの記録を更新中です。 国内では多くの方が直接エージェントの二社にお問い合わせ頂いていますが、中には直接お問い合わせ頂くことも多いですし、エージェントの居ない国からは全て直接の問合せを受けております。また、かなりの上級者(千本以上GTを釣っている人)なども来て頂いて、色々なフィードバックや質問をいただきます。本日はそれをFAQ(Frequently Asked Questions)の形式でQ&Aブログを書きたいと思います。

Q1: モルディブの釣りシーズンって何時が良いんですか?

もう何度、この回答を和英で書いてきたことか? モルディブの良いところはOFFタイムが無いところです。 年間、釣りに出れない日は多分2-3日程度で、それも無理すれば出れるような程度の天候です。日本やパラオなどは台風や熱帯低気圧などで海が荒れて出れないこともままあります。(台風の7割はパラオとフィリピンの中間地点で発生、残りがパラオをグアムの間で発生することが多い) 先日の異常気象で風速が10-20㍍なんかの日でも風の裏を狙った釣りは組み立て可能です。そんな中、サイズは出ませんでしたが数は最高の50尾以上の日も有りました。乾季と雨季はあり、乾季は観光のハイシーズンと一緒で11月~4月辺り、それ以外が雨期です。通常の雨季は局所的なスコールが有り、一日中、何日も日本の梅雨のように続くことはありません。ただ、異常気象で昔からの気象パターンが崩れてきているので、一概には言えませんが、釣りが出来ないことはめったにありません。雨よりかは風の方が釣りにはキツイものです。ドーニですと強風だと釣りになりませんがスピードボートですと瞬時に風の裏手ポイントに移動できるので大丈夫です。一級ポイントに行けないなんてことは有り得ますが。他方、雨季の方が海水の酸素含有率が高まりベイト活性が高まり結果としてプレデターであるGTなどのゲームフィッシュの活性が高まって爆釣に繋がることも多いと経験的に感じています。ナブラもこの時期の方が確実に多く見られます。 欧州からのフィッシャーマンはハイシーズンの乾季に避寒地としての観光を兼ねてくる場合が多く、Hariyana号などのフィッシングサファリのドーニはこの時期満員御礼、ブッキングするには半年前から入れておかないと取れません。すぐに取れる船は、正直フィッシングを全然知らない船で、ポイントにちゃんと付けれない、ギャフを積んでいない、英語さえ通じない、話そうにも携帯で話してばかりで客の相手もしないなんてのはしょっちゅう聞く話です。もう少し続けると、敢えて良い時期を選ぶなら大潮などの潮の良い潮が動きやすい条件の日程を選ぶのが良いかと思います。とは言え、満月とも新月とも全然近くない潮で爆釣することもあるので、自然は人間が考えうる要素以上の要素が交じり合いながら機能して魚の活性を決めているようで、最後は運に任せですね!

Q2: ポッパーで出てきますか?
出てきます! 個人的にはポッパー派で、スゴイシブキ音を立てながら水面を割って襲ってくるGTを見て釣り上げるのが大好きです。 ただ、コンディションによってペンシルの方が良い時も当然あると思いますので、用意は両方していった方が勿論良いです。 風が強い時はポッパーの逆風は結構大変なんでペンシルなんて事も。

Q3: モルディブには大きなGTは居ない?!
断固として居ます! 私は50㌔弱しか釣り上げていませんが、これは私の腕の問題で、尾ヒレや歯で170ポンドのリーダーを切って行く奴も数多く経験しました。お客様の中には釣り上げられたスゴイ方も数名いらっしゃいます。40キロ台は結構コンスタントに出て、30キロ台はそれなりの腕の方が4-5日やればほぼ確実に出ます。ナポレオンの60㌔近くなんてサプライズも有りましたし。元々日本のアングラーがモルディブのドーニでフィッシングサファリをしていたのが多分10年位前でその時は入れ食いなんてのも経験された方も多いと聞いています。それに比べれば、厳しくは成って来ましたが、私が常々言っている外道含めて二桁は釣れないと、そんな釣りは今でもコンスタントに出来ます。大きなサイズは結構突然前触れ無く出てくる事が多いというのが私の経験で、なのでやはり一日兎に角投げ続けて、そのサプライズがどこかで出てくると信じて心折れずに釣り続けるのが一番です。アウターリーフのコーナーだけなんて贅沢な釣りもする方もいらっしゃいますが、でかいやつの半分以上が違うポイントで出ています。

Q4: モルディブの重量測定はアテにならない?
これは歴史的に仰る通りです。我々も最初は結構目測でテキトーな事を言っていた時代も有りました。ただ、日本の経験豊富なアングラーは福井健三郎氏を始め、兎に角ちゃんと測定するというのをクセ付けると学びまして、サイズの大きなものはちゃんと測るように務めています。測り始めて当初は、目測のGuessと実測とどの程度違うかクイズ方式に遊んでみたところ、大体5-7㌔程大きめに目測していました。まあ、日本でも船長が大きめに35くらいのを『40㌔!』なんて言いはる事も結構あるようにモルディブもチップ文化も手伝って大きめに言ってお客さんをハッピーにして、チップを弾んでもらおうなんて意識も正直有ったと思います。今は、体重計とゲタをスペアも含め2つ常に船に積んでいますのでご心配なく!

Q5: リゾートへのアクセスは?
これは、当初から非常に悩んできたポイントです。モルディブは1島1リゾートのお国柄、リゾートは自身のテリトリーで自分の客に外のサービス提供者が入るのを基本嫌います。 しかし、結論から言うとこの一年間様々なリゾートに乗り入れてお客様をお迎えに行きましたが、ボートにお客様が乗れなかったことは一度足りともありませんでした。 それには色々な現実と経験があり、効果的なやり方を我々なりに築いて来ました。 ただ、事前の準備をするに越したことは無いので、その点は我々なり、エージェント二社にご相談下さい。

取り敢えず、パート1ではこの程度で一幕閉めさせて頂きます。これを聞きたいなどの事があれば、メールでもフェースブックの書き込みでも頂ければ出来る限りお答えするようにいたします!

P1000206P1000265P1000348965378_426480884116022_74876225_o (2)